仕事終わりに空を焼く夕日を見て、ひだかくんのオレンジだ、と思う日。
ひだかくんのオレンジ。夕日のオレンジ。
明日も晴れだよ、って教えてくれるオレンジ。
それを見るだけで、なんだか疲れた気持ちも晴れていくようで、
ひだかくんの魔法だ、なんて年甲斐もなく思った。
今日はオレンジを背負って輝く、きらきらのひだかくんの20歳の誕生日。
20歳。
響きが新鮮で、やっぱり慣れない。
あんなにかわいくてかわいくてかわいいひだかくんが
もうお酒を飲める年になったなんてね。
19歳もほんとうにたくさんのことがあったね。
毎年恒例だけど、ひだかくんの19歳を少し振り返りたいと思う。
胸が鳴るのは君のせい。まるで夢の中にいるみたいに、2時間ずっとふわふわしてた。
思わず出てしまいそうになる声をグッと堪えながら、大きなスクリーンに映るひだかくんを必死に追いかけた。
少年たち。初めての座長舞台。
11人が一丸になって全てを賭けるように舞台に向き合う姿はいつだってかっこよかった。
ソロモンの偽証。あの錚々たる役者さんの中で、こんなに浮いて見えないなんてすごい。
ひだかくんの中に確たる自信が見えた作品。
FNS歌謡祭。歴の離れた先輩方に囲まれても、ひとつも見劣りしない最高のパフォーマンスだった。カウコンも。全てはひだかくんの実力が掴んだ世界。
ジャニアイ。終わり方は悔しかったけど、こんなご時世に素敵な舞台を届けようと頑張ってくれてありがとう。
特攻隊として戦地に散っていった実在の隊員の方のお手紙の朗読、当時の方の凛々しい発声で、苦しい思いを吐くその演技がほんとうに秀逸だった。
ひだかくんは憑依型の俳優さんだね。わたしにとって大事な大事な宝物が一つ増えた。
そして。
ヒーローにもアイドルにもなってくれた夏。
いつでもわたしのヒーローだったひだかくんが、本当のヒーローになった夏。
アイドルのひだかくん。ステージで舞い踊るひだかくんを見て強い活力をもらった。
大切な夏だった。わたしにとっても、多分ひだかくんにとっても。
魔法は、幼い頃は信じていたかもしれない。ディズニーが好きな今も、心のどこかで魔法を信じたい気持ちがあったり。まじめに真っ直ぐ生きていれば、いつかブルーフェアリーがわたしの前に現れて、魔法をかけてくれるかもしれない、なんて考えてみたり。
だけど、大人になるということは残酷で、「普通は」「当たり前に」「常識的に考えて」なんて現実的な言葉を並べて、魔法を信じなくなってしまった。
自分が自分でないようになってしまったとき、無意識にひだかくんの笑顔を求めていた。
ひだかくんを追うのが義務的になってしまって、その姿を見ることすら億劫になってしまったときでも、ふとした瞬間に目に入るその笑顔に釣られて笑顔になれるときもあった。
人生の長い旅路で、少し立ち止まる時もそこにはひだかくんの言葉があった。
「何かあったらすぐにいうんだよ。俺がヒーローになって助けに行くから」
まるでわたしが弱っていることを知ってたようなタイミングで掛けられたこの言葉。この言葉にどれだけ救われたか。
それは魔法以外のなにものでもなかった。
毎日布団で泣いているような日々でも、生きててよかった、という実感をくれるのはひだかくんだった。やっぱりきみはどこにも陰を作らない、誰にでも平等に降り注ぐ太陽のようで、ひだかくんがいなかったら、わたしは湿った日陰に隠れて、もしかしたらそのまま腐ってしまっていたかもしれない。
太陽が無くなると、地球は急激に冷えて
気温が-200°Cほどになってしまうらしい。
それは人が到底生きていけないような気温。
だから、わたしがいまこうやって元気でいられるのは、絶対に絶対にひだかくんのおかげ。いつもいつもほんとうにありがとう。
そうやって、いつも周りを明るく照らしてくれるひだかくん。
きみの幸せを心の底から祈っています。
夢をぱんぱんに詰めたリュックサックを背負って、
いつもまっすぐ前だけを向いているひだかくん。
こんなにも愛おしくて愛おしくて、ぎゅっと抱きしめて全てから守ってあげたい、そんな男の子に出会うのなんて初めて。
ひだかくんの魔法は不思議で優しい。
くるっとターンをすればきらきらが舞って、歌声で眠っている草木が目を覚ます。世界に色がついて、少しずつ春がやってくる。
春を待ちこがれる人間の想いが産んだような、暖かくて優しいきみ。
アイドルは他の人たちと違って、みんな少しだけ魔法が使えるけど、わたしはひだかくんの使う魔法にかかった。
少しだけ年下のかわいいきみが、わたしの心にするりと入り込んできて、ちいさくて怖がりなわたしの心をぽかぽかとあたためてくれた。
あの日からずっとわたしは幸せで、同じくらい大きな幸せをひだかくんに返してあげたいって、ずっと思ってる。
残念ながらわたしは、ひだかくんが頑張ってるからわたしも頑張る、ができる身体じゃなくなっちゃったけど、身体の奥の方からぎゅうっと沸いてくる生きる活力は、いつだってひだかくんからもらってる。
ほんとうに、わたしのすべてがひだかくんのおかげなんだよ。
だからこそ、きみには世界でいちばん幸せでいてもらいたいと思う。
毎日神様に、今日もひだかくんが幸せでありますように、ってお願いするわたしの思いが、少しでもきみの人生を輝かせることができていますように。
いつもまっすぐなきみが、これからもずっとずっとまっすぐに生きられますように。
願っても願っても足りないくらい、きみの幸せを願っています。
浮所飛貴くん、お誕生日おめでとう!!
20歳おめでとう!
たくさんたくさんおめでとう!
そして
生まれてきてくれて、アイドルとして生きてくれて、わたしと出逢ってくれて、ほんとうにありがとう!!
たくさんたくさんありがとう!!
ひだかくんがアイドルとして活躍する世界に生きられていること、とても幸せに思うよ。
だいすき!
ずっと幸せで、元気で、笑っていてね。
2022年2月27日